こんばんは。ちょこざえもんです。
皆さんは「昆虫食」と聞いてどんなことを思い浮かべますか?
もちろん、「昆虫食」というくらいですから、昆虫を食べるという意味です。
もう考えただけで無理という方は多いのではないでしょうか。
私もその一人です。
しかし、今後地球上ではタンパク質危機なるものがやってくることが予想されており、その問題を解決するために「昆虫食」に非常に注目が集まっているのだとか。
今回は、いずれ必ず訪れるであろう「タンパク質危機」と、それを救うと言われている「昆虫食」に注目してみました。
タンパク質危機ってどんなもの?
日本では少子化が叫ばれていることもあってか、世界人口が爆発的に増加しているというイメージは持ちにくいかもしれません。
しかし実際には、世界人口は爆発的な増加の一途をたどっています。
ニュースなんかでも時折やっていますよね。
国連の発表によると、2050年には世界の人口が98億人に到達するという計算なんだとか。
2050年というのはそんなに遠くない未来です。
2017年時点での日本の総人口は1.268億人です。
約100倍ですね。
人が増えればもちろん、その分の食料も必要となります。
また、アジア圏での所得水準の伸びも著しく、肉類の消費も増加するだろうと言われているんですね。
そうなると考えられるのが「タンパク質危機」なんです。
タンパク質というのは言うまでもなく、肉や魚ですね。
植物由来のものだと大豆なんかも有名ですが、いずれにしても人口の増加と需要に供給が追いつかなくなってしまうという懸念があるのです。
それも、タンパク質の需要が追いつかなくなると言われているのは2025年から2030年、もう本当にあと少しのところまで来てしまっているのです。
「タンパク質危機」を救うのが昆虫食?
増え続ける人口に対し、それを補う食料としての肉や魚の供給が追いつかなくなると、私たちはタンパク質をどのように補ったらいいのでしょうか。
スーパーなんかでも価格が高騰してしまったりするのでしょうか。
実はこの「タンパク質危機」の救世主として注目されているのが「昆虫食」なのです。
でも昆虫って、その見た目からして無理な人も多いのではないでしょうか。
家の中に入ってきただけでも悲鳴を上げてしまうのに、それを食べるなんて正直全く想像がつきません。
確かに、日本でも長野県など一部の地域ではイナゴを食す文化があったりしますよね。
ハチノコなんかも有名です。
では現在注目されている「昆虫食」とはどんな種類の虫をどのように食べるのでしょうか。
最近では「タンパク質危機」の懸念があることから、昆虫を使った食品を扱うスタートアップ企業が増えているんだとか。
例えば京都市にあるバグモという会社では、コオロギを使ったプロテインバーの開発を行っています。
筋トレをする方なんかにはおなじみのプロテインバーですが、1本あたりに粉末状のコオロギ50匹が使われています。
当然、バーの形をしているので言われなければコオロギ由来なんて絶対にわからないでしょう。
ちなみに味は、甘さ控えめのブラウニーのような感じだそうです。
原料がコオロギということを一切忘れることさえできれば、ちょっと美味しそうですよね。
他にもある!ハエやカイコを使った昆虫食
東京都にあるエリーという会社では、カイコのさなぎをこれまた粉末状にし、飲み物やサプリメントに使用しています。
粉末状、しかもサプリメントならばなんとか口にすることはできるかもしれません。
また、福岡市にあるムスカという会社は、ハエを使って魚の飼料を作っています。
これは魚の餌として使うものなので、直接人間の口に入るわけではありませんね。
魚の食いつきがよくなるという利点のほか、安定して供給できるというメリットもあります。
こういった間接的な方法でも、昆虫食は役に立つんですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
日本にいるとまだまだ実感はわかない「タンパク質危機」。
しかし、そう遠くない未来に訪れることは確実と言われています。
そんな中で注目されているのが「昆虫食」なんですね。
名前だけ聞くとドキッとしてしまいますが、さすがに形状や見た目を変えてそれとはわからないように商品化されているようです。
タンパク質というのは人間の体にとって必要不可欠の栄養素ですからね。
今から心の準備をしておくというのもいいかもしれません。
それでは本日も最後までお読みいただきありがとうございました。