こんばんは。ちょこざえもんです。
きょうはちょっと、ワタクシごときのたわごとを述べさせていただきますので、興味のない方はスルーしてください。
それでは失礼して、語らせていただきます。
キッズウィークってなに?
本日15時から、総理の御出席の下、私(官房長官)を議長とし、
関係閣僚や有識者の方々をメンバーとする「大人と子供が向き合い休み方改革を進めるための
『キッズウイーク』総合推進会議」を開催いたしました。会議では、各委員から、
キッズウイークの実施に前向きな意見が表明されるとともに、大人がきちんと休めるような環境づくりを行う必要がある、
こうした御意見が出されました。また、キッズウイークの推進は、働き方改革と表裏一体の、いわば休み方改革の推進でもあり、
子供のあるなしに関係なく有給休暇をとりやすい機運を醸成できればと考えております。あわせて
、地域振興や経済の活性化、雇用の拡大、観光需要の平準化などの効果も期待できるものであります。
今後、地域の実情に応じた取組をするために、地域ごとに協議会を設置し、検討を進めてもらいたいと考えており、
政府としても、このキッズウイークをしっかり定着できるよう取り組んでまいりたいと考えております。
以上 首相官邸公式サイトより引用
安倍政権はプレミアムフライデーに続き、今度はキッズウィークなるものを導入しようとしていますが、キッズウィークってなんですか?
というところから簡単に説明させていただきますと、
夏休みなどを1週間短くして、そのぶん別の時期にに1週間休めるようにする仕組みだそうで、交通渋滞などを考慮して、地域別に休みを設定するというものだそうです。
対象は小中高生で、公立校は義務化、私立校には協力を求め、企業には有給休暇の消費を促すことを働きかけるのだそうです。
2018年4月スタートを目指していて、消費創出効果は約4000億円に上るとの試算もあります。
それでどうなんでしょうか?
プレミアムフライデーといい、キッズウィークといい、最近の政府は迷走していませんか?
消費行動を促したいのでしょうが、プレミアムフライデーは全く定着していませんし、意識もしていません。
ワタクシの周りで、プレミアムフライデーの恩恵を受けている人をまだ知りません。
ワタクシの仕事は経営者兼営業ですが、金曜の夕方にプレミアムフライデーが理由でアポが取れなかったことなど、一度もありません。
たぶん政府の考えとしては、夏休みの最初の方(7月末から8月初旬)に旅行に出かけると、もう夏のイベントはおしまいなので、8月の最後の週の休みを、例えば6月に持ってくると、ゴールデンウイークと夏休みの間で、旅行やレジャーの需要が増えると見込んでいるのでしょう。
なんともセコイと言うか、みみっちいと言うか、ちょこざいですよね。
政府には、もっと本質を理解してほしいと思います。
休みが多いのはうれしい限りですが、例えば中学・高校の先生はどうでしょうか?
どうせ部活で休めません。
レジャー産業従事者はどうですか?
書き入れ時だからやっぱり休めません。
子供のいない人に休みを変わってもらうとしても、みんながみんなそんなに都合よく会社は回りませんよね。
シングルマザーは?
自分が休めなかったら、パートナーがいないので、子供はどうなるのでしょうか?
お金に余裕がない人はどうでしょう?
休みばっかりあってもねぇ。無い袖は振れないですよね。
ワタクシが考えるに、もっと社会の仕組みを変えるような、抜本的な改革が必要だと思います。
週40時間労働の定着と、有休消化率のアップ、ブラック企業の厳罰化等が必要です。
しかし最も原因的な問題は、中小零細企業の利益率の低さだと思います。
そもそも儲かってなければ、サービス残業、安い給料、休みが少ない、なんて当たり前ですよね。
経営者の目線で見ると、良くわかりますよね。
儲かったときはしっかり税金を取られて、もうからなくてもやっぱり定額の税金がとられる、社会保険はびっくりするほど高い。
だから儲かっても従業員に還元できない。
当然です。
社長は少しくらい景気が悪くても、従業員を辞めさせるわけにはいかないんですから。
だから政府にはもっと、まっとうに頑張っている中小零細企業にも、利益が出やすいように日本経済の仕組みをバッサリ、ゴッソリ変えてほしいと思います。
ワタクシなんぞも吹けば飛ぶような経営者の端くれですが、儲かっても税金や来年のことを考えてお金を使えない、儲からなければやっぱり使えない、の繰り返しですからね、何年も。
利益が出ない会社には、プレミアムフライデーもキッズウィークも迷惑なだけですよね。
もちろん日給月給の会社は都合よく利用するところもあると思いますが、休んだらそもそも収入がない人は、休みたくないですよね?
まとめ
いろいろ批判めいたことを書きましたが、基本的には安倍さんは嫌いではないです。
政策的にも同意できることがたくさんありますし、少子化対策にも熱心だと思います。
ただし、複雑化した日本の状況を考えると、もっと激しいリーダーシップを発揮して、『全責任は俺がとる!』というメッセージを発して、「ガラガラポン」しないと、もうにっちもさっちもいかなくなっているのではないでしょうか?
継ぎはぎだらけの、付け焼き刃の政策ではなく、すべてをひっくり返すリーダーシップに期待したいです。
キッズウィークから日本のリーダーシップにまで話がいっちまいまして、「風が吹けば桶屋が儲かる」のような強引な展開になってしまい申し訳ございません。
ちょっと語りたくなってしまったのですが、誰も話を聞いてくれないオッサンの戯言だと思って勘弁してください。
長々と失礼しました。
それでは今日もありがとうございました。